睡眠のプロが教える!劇的に疲れが取れる寝方とは
なんでちゃんと寝ているのに疲れが取れないの?(T_T)
しっかりと寝たはずなのに、疲れが取れないという悩みを抱えている方は多いです。せっかく寝たのに朝から疲れが残っているとそれだけで1日が憂鬱になってしまいますよね。
寝ても疲れが取れない原因は一つではありません。しかし、すぐに改善できる原因の一つが寝方です。寝方によっては身体に負担をかけてしまい、結果的に寝ても疲れが取れないようになってしまいます。
そこで、今回は劇的に疲れが取れる寝方についてご紹介します。ちゃんと寝ているはずなのに疲れが取れない、もしくは睡眠時間が短くて疲れが取れないことに悩んでいる方にとっては明日からできることなので、ぜひ参考にしてみてください!
Contents
寝ても疲れが取れない原因は睡眠中に身体に負荷をかけているから
結論からいうと、寝ても疲れが取れない原因は、睡眠中にも身体に負担をかけているからです。
ただ寝ていれば身体が休まるというわけではありません。寝方によっては重力によって身体に負担をかけ、血液の流れ悪くします。結果的に疲れが取れずに翌朝も辛いのです。そこで、具体的に身体に負担をかけない寝方についてご紹介します。
2.最も疲れが取れる寝方は横向き寝
2-1.横向き寝は身体への負担が最も少ない寝方
実は横向き寝が最も疲れが取れる寝方です。普通に考えたら仰向き寝のほうが、健康そうですが、横向き寝は身体の構造から見ても最も身体に負担が少ない寝方なのです。
例えば、横向き寝の場合は腰への負担が仰向けや、うつ伏せと比べても低いです。理由は背中への圧迫がないため、腰に負担がかかりにくいからです。また、背中への圧迫がないため、血管が圧迫されず、血流が改善します。
さらに、身体の右側を下にして寝た場合、身体の内蔵の出口が右側にあるので消化によく、エネルギーのめぐりも良くなります。結果、睡眠中に身体に負担をかけることなく、しっかりと休めるので、翌朝に疲れが残りにくいのです。
注意点としては、マットレスや寝具が硬い場合、肩と腕に大きな負担がかかってしまいます。また、毎日同じ姿勢で寝ていると身体にゆがみができやすくなります。なので、たまには寝方を変えてみるといいですね。
2-2.仰向け寝は血流が悪くなり、呼吸がしづらくなってしまう
仰向け寝は日本人に最も多い寝方です。仰向け寝は一見、身体への負担も低そうですが、重力の影響によって、腰や背中に負担がかかります。そうすると、血流が悪くなってしまいます。血液の流れが悪くなると老廃物が身体に留まりやすくなってしまうため、結果的に疲れが翌朝にも残ってしまうというわけです。
ただし、体圧分散の高いマットレスや寝具を使えば、この問題は解消されます。仰向け寝の問題は身体の構造上、背中とお尻に圧力が集中してしまうために起こります。体圧分散性の高いマットレスは、背中とお尻に集中してしまう圧力を、身体全体に分散する働きがあります。結果、血液の流れを悪くすることなく、睡眠を取ることができるので、疲れを残さずに翌朝目覚めることができます。
また、仰向け寝は重力の影響で舌根が沈下しやすいです。舌根とは舌の根っこのことで、普段は下あごの上に乗っています。しかし、仰向けになると重力で下がって喉を塞いでしまいます。これがいびきがおこる原因です。いびきが起こりやすい状況というのは、呼吸がうまくできないということなので、寝ている間に軽い酸欠状態になります。そのため、翌朝目が覚めると身体が疲れているというわけです。
もちろん、いびきなんかしない!という方もいます。あくまでそういった症状が起きやすい寝方であるというだけです。
2-3.うつぶせは安心感がある代わりに身体への負担がでやすい
うつ伏せ寝は外人に多い寝方で、他の動物と同様の寝方です。この寝方は身体の大事な部分を守る姿勢になるので、心理的な安心感があります。しかし、安心感はあっても身体への負担は大きくなってしまいます。
まず、腰が反った体勢で寝ることになるため、腰への負担が大きくなります。また、身体への重みで胸を圧迫するため、呼吸がしづらく、心臓への負担が大きくなります。呼吸がしづらくなると、酸欠状態になりますし、心臓への負担は体力を奪うことにもなります。
疲れている時なんかは、ベッドにうつ伏せに倒れこんで寝てしまうこともありますが、本当に疲れを取りたければうつ伏せのまま寝ることは避けましょう。
3.短時間でも疲れが取れる!睡眠の質を圧倒的に高める3つのポイント
寝ても時間が取れないという場合もあれば、睡眠時間が短くて疲れが取れないということもありますよね。そこで、短時間の睡眠でもしっかりと疲れを取るためのコツをお伝えします。
3-1.身体に負担をかけない寝姿勢でスッと目覚めるようになる
1つ目のポイントは先程もお伝えしたように、横向きの姿勢で寝ることです。仰向け寝やうつ伏せで寝るよりも身体への負担が小さいので、疲れを翌朝に残しことなく、スッと目が覚めるようになります。
注意点は身体の左側を下にして寝ないことです。人の内臓の出口は基本的に右側についています。そのため、左側を下にしてしまうと、重力に逆らうことになります。
3-2.体圧分散の高いマットレスは身体への負担を減らすことができる
難易度は高いですが、最も効果的なのがマットレスを体圧分散の高いものに変えることです。
寝ても疲れが取れないという状況は、睡眠中に身体が休めていないためにおきます。その原因は体圧分散が低い寝具による、特定の箇所への圧迫です。例えば、仰向け寝であれば、身体の作りとして肩甲骨周辺とお尻周りに圧力が集中します。すると、肩甲骨とお尻周辺の血管を潰してしまうことになるのです。そのため、血液の流れが悪くなり、疲労物質が身体に留まりやすくなります。血管、疲れが取れずらくなるのです。
しかし、体圧分散性の高いマットレスを使えば、この問題を解決できます。一箇所に集中しがちな圧力を身体全体に分散することができるためです。
個人的な感想ですが、眠りの質を向上させるために一番インパクトが高いのが、マットレスを体圧分散性の高いものに変えることでしたね。
3-3.寝る前のストレッチで翌朝の目覚めが劇的に変わる
寝る前のストレッチは地味ですが翌朝の目覚めが劇的によくなります。正直、寝る前に毎日ストレッチとか超めんどくさいとですよね。ただ、毎日5分のストレッチで翌朝の目覚めが劇的に変わると思ったら、試してみたい気持ちになりますよね。そこで、寝る前5分で翌朝の目覚めを変える5つのストレッチについてご紹介します。
3-3-1.肩下ろしストレッチ
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- ①椅子やベッドに座って力を抜く。
- ②座ったまま、肩を上にぐっと引き上げて緊張させる。
- ③一気に力を抜いて肩をストンと下ろす。
- ④①-③を10セット繰り返す。
※ポイントは肩を引き上げるときに思いきり息を吸い、下ろすときに思いきり息を吐くこと。
3-3-2.背伸びストレッチ
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- ①布団のうえに仰向けになる。
- ②息を吸いながら身体全体を伸ばす。この時、両手は頭の方に伸ばす。
- ③伸ばしきったら、体全体の力を抜き、息を吐き出す。
- ④①-③を10セット繰り返す。
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緊張と弛緩を繰り返すことで、自立神経を整えることができます。自立神経が整えられると身体をしっかりと休めることができるのです。
3-3-3.裏ももストレッチ
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- ①ベッドに仰向けになります。
- ②右足を抱え、胸に引きつけながら腰と太ももの裏側を伸ばします。
- ③この時、一気に伸ばすのではなく、ぐーっと3秒かけて伸ばします。
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3-3-4.腰のストレッチ
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- ①ベッドに仰向けになります。
- ②身体をねじり、右足を左手で抱えて身体の左側に伸ばします。
- ③顔は足とは反対に右に伸ばします。こうすることで、身体をねじって腰を伸ばせます。
- ④右足を左手で引っ張り、腰をねじる際に息を吸い、力を抜いて元に戻す際に息を履きます。
- ⑤反対の足でも行います。
- ⑥①-④を片方5セットずつ行います。
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3-3-5.手足のストレッチ
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- ①ベッドに仰向けになります。
- ②手と足を天井に向けてあげます。
- ③そのまま力を抜いて手足をぶらぶらさせます。
- ④手足をぶらぶらさせるのを1セット30秒、これを5セット行います。
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以上です。この5つのストレッチを毎晩寝る前に5分だけ行うことで確実に翌朝の目覚めが変わります。今日からできることなので、まずは実践してみましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか。参考になりましたか?寝ても疲れが取れない原因は病気ということもあります。ただ、今回ご紹介した方法を実践して貰えれば、病気だったとしても確実に疲れが軽くなります。
人の人生の3分の1は睡眠。だからこそ、満足のいく眠りを得られるように、ぜひ試してみてください!
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