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【完全版】マットレス・ベッドでの腰痛を完全になくすための全知識

マットレスで腰が痛い

「朝起きた時に腰に痛みを感じる・・。」「寝ている間に腰痛で目が覚めてしまう・・。」

あなたは毎朝、ベッドで腰痛を感じているのではないでしょうか。正直、朝からニブイ腰の痛みがあると、それだけで1日が憂鬱になりますよね。

ただ、ベッドでの腰痛には改善策があります。こちらの記事ではベッドで腰痛を感じる場合の根本的な原因と解決策、そしてテレビでも紹介された応急処置の方法についてご紹介しています。この記事を読んで頂ければ、少なくとも今日の眠りから腰の痛みが改善されるはずです。ぜひ、参考にしてみてください。

1.ベッドで寝ると腰が痛いのは寝具が合っていないから。

結論から言うと、ベッドで寝ると腰が痛い時の原因はベッドのマットレスや布団が身体に合ってないからです。改めてその2つの理由についてご紹介します。

1−1.寝ているだけで腰に負担をかけてしまっているから

身体に合わない寝具は寝ているだけで腰へ大きな負担をかけてしまっています。睡眠時、身体にかかる負担の中で最も大きいのが腰への負担です。この時、寝具があっていないと腰への負担を分散させることができないのです。

人間の理想の寝姿勢は立った姿勢のまま寝ること

人間の理想の寝姿勢は立った姿勢のまま寝ることです。人間が直立している姿勢というのは、身体にかかる負担を身体全体にうまく分散することができる、理想的な姿勢になっています

なので、寝ている時にも立った時と同じ姿勢を保つことが理想の寝姿勢になります。しかし、ベッドのマットレスや布団が柔らかすぎたり、硬すぎたりする場合、この寝姿勢が保てず、腰への負担が大きくなってしまいまうのです。

柔らかすぎるマットレスの場合

例えば、柔らかすぎるマットレスを使った場合、腰が沈み過ぎてしまいます。人間の身体の中で一番圧力がかかるのが腰部分なので、柔らかすぎるマットレスだと腰が沈み過ぎてしまうのです。結果、寝姿勢がくの字のようになってしまい、寝ている間中、腰に負担をかけてしまうことになります。

硬すぎるマットレスの場合

硬すぎるマットレスの場合は腰が浮いてしまいます。なぜかというと、人間の身体はお尻が出っ張っているため、硬すぎるマットレスを使った場合、お尻が沈まず、腰が浮いてしまうというわけです。すると、寝ている間中、腰の筋肉が緊張してしまいます。結果、朝目覚めた時に腰の筋肉が固まって強い腰の痛みを感じてしまうようになるのです。

1−2.寝返りが打ちづらいから。

実は寝返りが打ちづらいというのもベッドで腰が痛くなる原因の1つです。先ほどお伝えした通り、寝ている時、身体の中では腰に一番大きな負荷がかかっています。寝返りにはこの負荷を分散する役割があるのです。

寝返りで骨や筋肉への負荷を分散する

寝ている間、ずっと同じ姿勢でいると特定の部位に負荷が集中してしまいます。しかし、寝返りを打つことで特定の部位への負担を分散することができます。

例えば、寝返りを打たなければ、寝ている間中、腰に大きな負荷をかけつづけることになります。しかし、寝返りを売って横向き寝になれば、腰への負担が軽減され、腰を休めることができますよね。これが、寝返りが必要な理由の一つです。

痛み物質などが溜まるのを防ぐ

寝返りには腰の負担を分散するという効果だけでなく、腰痛の原因物質などを溜まらないようにするといった効果もあります。

例えば、ベッドに仰向けで寝ている時、人の身体の背中部分には大きな圧力がかかっています。この時、血管も圧迫されてしまっているので、血液の流れやリンパ液の流れが悪くなってしまうのです。血液やリンパ液の流れが悪いと、鈍い腰の痛みなどを起こす物質が溜まりやすくなり、翌朝の鈍い腰痛の原因となってしまいます。

しかし、寝返りを打つことで特定の部位の圧力がなくなるため、血液やリンパ液の循環を促すといった効果もあるのです。

2.腰痛対策には高反発マットレスがおすすめ

ここまででご紹介したように寝具が身体に合っておらず、ベッドで腰痛になってしまう方におすすめなのが、高反発マットレスです。その理由について改めてご説明します。

2-1.高い体圧分散性で腰への負担を減らす

高反発マットレスが身体を押しあげてくれる

高反発マットレスの大きな特徴として、高い体圧分散性が挙げられます。この高い体圧分散性により、寝ている間の腰への負担を減らすことができるのです。

その理由は高反発マットレスの高い弾性にあります。高反発マットレスは、ものを上に置くとゆっくりと沈みますが、一定のところでストップし、元に戻ろうとします。

例えば、高反発マットレスで寝た場合、腰部分がゆっくりと沈んでいきます。しかし、一定のところでストップし、これ以上沈むことないように腰をサポートすることができるのです。

結果、出っ張ったお尻部分が適度に沈み、身体全体がマットレスにつくことになり、身体の面全体で圧力を分散することができるようになります。

体圧分散性とは?

体圧分散は寝ている時に一部に集中しがちな圧力を身体全体に分散する特性のことです。例えば、寝ている間、腰には身体全体の40%の圧力がかかっていると言われています。この特定の部位にかかる圧力を身体全体に分散することが体圧分散性になります。

2-2.高い反発力で寝返りが打ちやすい

高反発マットレスの大きな特徴として、寝返りが打ちやすいということも挙げられます。高反発マットレスはその名の通り、高い反発力があります。そのため、寝返りを打とうとすると、高い反発力で寝返りをサポートすることができます。

ただし、基本的に高反発マットレスであれば、非常に寝返りが打ちやすいのですが、体重や体型によって寝返りが打ちやすいマットレスと打ちにくいマットレスがあります。そこで、自分にとって寝返りが打ちやすいマットレスなのか確認する方法をお伝えします。

寝返りが打ちやすいマットレスの見極め方

  1. マットレスの上に仰向けに寝る
  2. 膝を立て、両手を胸にやり、クロスさせる
  3. そのまま左右に2回ずつ転がる
  4. この時、肩と腰が同時に転がるかをチェック

もし、柔らかすぎるマットレスだったりすると、腰より先に肩が転がっていきます。理由は柔らかいマットレスだと腰が沈んでしまっているためです。

寝返りが打ちやすくても硬すぎるマットレスは腰を痛める

マットレスを選ぶ際の注意としては、寝返りさえ打ちやすければいいということではないことです。いくら寝返りが打ちやすくてもマットレスが硬すぎれば意味がありません。

例えば、硬すぎるマットレスの場合、お尻が沈まないため、腰が浮いてしまいます。結果的に寝ている間、腰が浮きっぱなしになるため、腰へ大きな負担をかけることになります。

マットレスを選ぶ際には、以下の2つのポイントに気をつけて選びましょう。

  1. お尻が適度に沈み、身体全体がマットレスに支えられているか
  2. 寝返りが打ちやすいマットレスなのか

3.ベッドで腰痛を感じる時の3つの応急処置

ここまでベッドで腰痛を感じる方向けに原因と改善策としてマットレスをご紹介してきました。確かに、マットレスを変えるのが最も効果的な方法ではあります。しかし、今、腰が痛いという方もいらっしゃるかと思います。そこで、こちらの章では今すぐできる、ベッドで腰痛を感じる時の応急処置についてご紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてください。

3−1.バスタオルを腰に巻くことで寝返りを打ちやすくする

ベッドで腰痛を感じる一つの原因は寝返りが打ちづらいことです。最も確実なのは寝返りが打ちやすいマットレスを購入することですが、今日からできる応急処置もあります。それが、バスタオルを腰に巻くという方法です。

基本的には腰にバスタオルを巻くだけです。しかし、バスタオルを腰に巻くことで身体の出っ張りをなくすことができます。結果、自然に寝返りを打ちやすくなるというわけです。

また、もう一つの効果として、バスタオルがコルセットの役目を果たすこともできます。バスタオルを腰に巻くことで骨盤を安定させることができるというわけです。

  1. バスタオルを縦に2つ折りにします
  2. さらに2つ折りにします
  3. お腹の骨盤のあたりに着物の帯のように巻きます
  4. そのままベッドで仰向けになり、寝た状態でゆるみをなくします
  5. ガムテープで止めれば完成です

非常に簡単な方法ですが、ベッドで腰痛を感じている方にとっては即効性の効果がありますので、ぜひ試してみてください。

3−2.腰に負担の軽い寝方で寝る

バスタオルを巻く以外におすすめなのが、寝方を変えることです。人によって寝方の好みはありますが、腰に良い寝方とそうでない寝方はあります。以下に紹介する正しい寝方で腰の負担を減らすようにしていきましょう。

膝を立てて寝ることで腰への負担を減らす。

最も簡単なのが、仰向けの状態で膝を立てて寝ることです。仰向けの状態で膝を立てて寝ると、腰の反りがなくなり、身体の背面が全てマットレスにつきます。そうすると、身体の面全体に圧力を分散することができるのです。腰の筋肉も緊張しなくなりますし、今すぐできる方法で効果も高いのでおすすめです。

横向き寝で腰への負担を減らす

横向き寝は腰への負担が最も小さい寝方です。仰向けは人によっては腰が浮いて負担をかけてしまいますし、うつ伏せ寝は最も腰への負担が大きな寝方です。

横向き寝のポイントは身体の右側を下にして寝ること。その理由は内蔵の働きを邪魔しないようにするためです。

胃腸など、人の内臓は出口が右側についています。そのため、左側を下にしてしまうと、重力に対して逆流する必要がでてしまうため、内蔵に負担をかけてしますのです。腰痛とは直接関係ないのですが、日々の体調に影響してくるので、意識すると気持ちよく眠れるようになります。

3−3.腰の筋肉を温めて寝る

意外と効果的なのが腰の筋肉を温めて寝ることです。

寒い時期になってくると、寒さで全身の血流が悪くなってしまいます。その状態で寝ると、腰の筋肉が凝り固まって、翌朝目が冷めた時に腰痛になってしまうのです。

その際、以下のような方法で腰を温めておくと、筋肉がほぐれて翌朝の腰痛になる可能性がぐっと下がります。

  • 寝る前に腰にカイロを貼っておく
  • お風呂に入る際、38度から40度のお湯に入るようにする
  • 電気毛布を敷いて寝るようにする

この3つのうち、どれかでもいいので一度試してみると翌朝の腰痛がぐっと緩和されるはずです。

まとめ

まとめるとベッドでの腰痛は寝具が合っていないことが主な原因です。マットレスを体圧分散性が高く、寝返りが打ちやすいものに変えることで、ほとんど痛みはなくなるはすです。

個人的なおすすめはモットンという高反発マットレスです。

元中日ドラゴンズのピッチャーを長く務めていた山本昌さんも現在はモットンを活用されているマットレスで私自身も現在モットンを使っているので、興味のある方はぜひ調べてみてください(^^)

⇒モットンの公式ページはこちら

また、マットレスを変えることができない方でも、3章でお伝えした応急処置を実践するだけでも大きく改善されるはずなので、ぜひ試してみてください。

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