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ベッドで背中が痛くなる原因と対策法のまとめ

ベッドで背中が痛い女性

朝、ベッドで目が覚めると「背中が突っ張って痛い・・。なんだこれ・・」と感じる日があります。痛いといよりも、肩甲骨周辺の筋肉が凝り固まった感じですごく不快ですよね。

なんでこんな痛みがでているんだろう?なんでこんなに凝り固まってりんだろう、どうすれば良くなるのかとお悩みかと思います。

実は、私も以前同じような症状に悩まされていたことがあります。この記事では過去に自分の悩んだ、ベッドで背中の痛みを感じる原因と具体的な対処法についてご紹介していきます。


1.寝起きの痛みは寝具が合ってないサイン

まず、結論からお伝えすると寝る前や普段の生活では問題ないのに、ベッドで寝て起きたあとに背中の痛みがでる場合は、あなたの寝具が身体に合っていないサインです。

若い時は筋肉も柔軟で関節も元気なので、どんな寝具だろうと気持ちよく寝ることができるのですが、年齢を重ねるごとに関節は弱くなり、筋肉も柔軟性を失っていきます。

柔軟性を失うと負担がかかりやすい部分の筋肉が凝り固まってきます。筋肉が凝り固まるとその筋肉の動きが悪くなるので、その周辺の筋肉が、凝り固まった筋肉が本来果たすべき動きを補おうと無駄に頑張ってしまいます。すると、普段使わない筋肉の使い方をするので負荷がかかりやすくなり、結果として痛みがでてしまうのです。

寝起きの痛みというのは、寝具が身体に合っていないために身体の一部に無駄な負荷がかかり、その結果として背中の痛みがでてしまっているとかんがえられるのです。

2.ベッドで背中が痛い原因は3つ

寝具が原因とお話しましたが、その寝具における原因というのは大きく3つに分かれます。

2−1.ベッドやマットレスが柔らかすぎる

一番多いのが、お使いのベッドやマットレスが柔らか過ぎることです。

ベッドが柔らかいと寝姿勢が崩れる

マットレスやベッドが柔らかいことによる最大の弊害は正しい寝姿勢を維持できずに、身体の一部に負荷が集中してしまうことです。

ベッドが柔らか過ぎると、マットレスが重さに負けて身体の中で最も体重が乗ってしまうお尻部分が沈んでいきます。

理想の寝姿勢は直立している時と同じ姿勢になるのですが、お尻部分が沈むと身体のくの字に折れ曲がってしまうのです。

正しい寝姿勢を維持できていれば、お尻に集中しがちな負荷も身体全体の面で分散することができるのですが 、くの字に曲がってしまうと曲がったお尻部分に圧力が集中します。すると、一晩中お尻に負荷がかかるので周辺の筋肉に大きな負荷がかかり、筋肉が凝り固まってきます。

最終的には背中の筋肉部分に負荷がいってしまい、筋肉が凝り固まって朝起きた時につっぱりと痛みとなってしまうのです。

2−2.ベッドやマットレスが硬すぎる

ベッドが柔らかすぎるのとは逆に、マットレスが硬すぎても背中の痛みの原因になってしまいます。

ベッドが柔らかすぎる場合にはお尻部分が沈んでくの字になることが問題でしたが、硬すぎる場合は腰が浮いてしまうのが問題になります。

硬いマットレスの場合、仰向けに寝ても柔らかいマットレスの場合と逆にお尻が沈まなくなってしまいます。良いマットレスであれば、しっかりとお尻の出っ張った部分は沈みながら、背中の面全体がマットレス部分に密着する形になります。しかし、マットレスが硬すぎるとお尻の出っ張った部分が沈まずに、腰部分が浮いてしまうのです。

腰の筋肉の代償行為で背中が痛くなる

先ほどの話と同じように、一部の筋肉が極端に使われると、その一部分の筋肉が固く凝り固まってしまいます。硬いマットレスの場合には腰の筋肉が凝り固まるので、周辺の筋肉である背中部分の筋肉が腰の役割を果たそうと代償的に使われてしまいます。結果、背中の筋肉に大きな負荷がかかってしまい、翌朝の痛みに繋がってしまいます。

2−3. 枕が高い

ケースとしてはそれほど多いわけではありませんが、枕が高い場合も背中の痛みに繋がります。

枕が高いと首に負担がかかる

自分の身体にあった枕というのは、枕自体が頭と首をしっかり支えて首の筋肉を支えることが重要になります。しかし、枕が高いと首部分を支えることができずに、寝ている間ずっと首の筋肉に負荷をかけることになります。

首の筋肉は背中部分の筋肉でもある僧帽筋に直接関連しているので、僧帽筋の周辺にある背中の筋肉が代償行為によって疲労してしまいます。結果、マットレスと同様に目が覚めた時に背中が痛いということになってしまうのです。

ただ、首が浮くほど高い枕を使う人はあまりいないので、基本的にはマットレス自体が原因のケースが多いです。

3.ベッドで背中が痛いのを防ぐ方法

3−1.お尻部分にタオルを敷く

マットレスが柔らかすぎる場合と硬すぎる場合、どちらにも効果的なのが、お尻部分にタオルを敷くことです。

柔らかすぎる場合の問題はお尻が沈みすぎてしまうことなので、タオルを敷くことで沈む分をカバーしようというわけです。

ポイントはお尻だけに敷かないこと。

お尻部分だけにタオルを敷くと腰とお尻に段差が生まれて逆に腰が浮く原因になります。なので、少し広めに腰部分からお尻までカバーできる大きさでタオルを敷くようにしましょう。

また、こうすることで硬すぎる場合に起こる「腰が浮いてしまう」という問題に対しても腰のタオルがクッションとしてしっかり腰を支えてくれるます。

3−2.首の下にタオルをいれる

枕が高すぎる場合におすすめなのが首の下にタオルをいれること。

枕を使ううえで重要なのが首の隙間をしっかり埋めることになります。ベストは首の隙間までしっかり埋めてくれる枕を使うべきですが、応急処置としては今ある枕を使いながら首の下に丸めたタオルを敷くだけでもかまいません。

4.一番はマットレスを変えること

3章では応急処置として、タオルを使った対策方法をご紹介してきましたが、やはり一番確実な改善策はマットレスを変えることです。

本当に自分のからだに合ったマットレスを使えば、ベッドが原因で背中に痛みを感じることは確実になくなります。

ベッドは1日の3分の1を過ごす場所なので、できれば少しお金をかけてでもいいものを使いたいですね!


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