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【完全版】体圧分散とは?仕組みと選び方についての完全ガイド

マットレスを選ぼうと思った時、よく見かけるのが「体圧分散」という言葉。

でも、この体圧分散というのがイマイチよくわからない・・とお悩みではないでしょうか。

この記事では、マットレスの購入を検討中だけど体圧分散という言葉が良くわからない!という方のために、できるだけ分かりやすく体圧分散について解説しています。

この記事を読んで頂ければ、体圧分散がどういうものなのか、本当に必要なのか、体圧分散を踏まえてマットレスを選ぶ時の注意点などの理解できるようになります。

たとえ話を活用して、できるだけ分かりやすく解説してみましたので、ぜひ参考にして見てください。

1.体圧分散とは

体圧分散とは、簡単に言えば身体の一部にかかりやすい圧力を、身体全体に分散して支えることです。

体中に均等に圧力を分散する事?

意味がわからない!

という方もいらっしゃると思うのでもう少し詳しく説明してみましょう。

例えば、どこでも良いので床に仰向けになってみて下さい。

そうすると、お尻と肩胛骨に圧力が集中しているのがわかりますか?

人の体はキレイにまっすぐという訳では無く、ゆるいS字になっている為、肩胛骨やお尻の部分が少し出っ張っています。

そうすると、まっすぐでは無い為、出っ張っている部分に圧力が集中してしまうんですね。

この、1箇所に集中してしまう圧力を体中に均等に分散する事が体圧分散性という事なんです。

1-1.身体を面で支えることで圧力を分散する

体圧分散というのは、身体を点ではなく「面」で捉えることで体圧分散を実現させています。

例えば、よくあるこんな感じのヘアブラシを想像してみてください。

このヘアブラシの1本だけを手のひらに押し付けると、どんどん食い込んで痛いですよね。

ところが、このヘアブラシに手のひら全体を押し付けると、刺さるどころか少し気持ちいいくらいで全く痛くありません。

これは、圧力を点ではなく面で分散しているのです。

1-2.接地面が硬いお尻と肩甲骨の点に圧力が集中する

例えば、床に仰向けになるとお尻と肩甲骨部分が出っ張っているために、お尻と肩甲骨の点で体重を支えているのがわかるでしょうか。

これが適度な硬さのマットレスの上に仰向けになると、お尻と肩甲骨が必要な分沈んで身体の後ろ側全体がマットレスに接地することになります。

この結果、お尻と肩甲骨の点で支えていた状態から、身体全体の面で支えることができるため体圧分散が実現されるのです。

2.マットレスにおける体圧分散の必要性

では、この体圧分散性がなぜマットレス選びについて重要なのか、そのポイントについてご紹介していきます。

2-1.圧力が身体の一部に集中するのを防ぐ

まず、最大のポイントが圧力が身体の一部に集中することを防ぐことです。

先程ご紹介したように、体圧が分散されないとお尻と肩甲骨に一晩中身体全体の負荷がかかってしまいます。

本来睡眠で休ませるべきなのに、睡眠中にお尻と肩甲骨に負荷をかけてしまうせいで、その付近の筋肉がガチガチに緊張してしまいます。

結果、腰の筋肉の緊張によって腰痛が悪化し、肩周りの筋肉の緊張によって肩こりなどがおきてしますのです。

しかし、これが体圧分散性の高いマットレスを利用することによって、お尻と肩甲骨への負荷を軽減し、腰痛と肩こりを防ぐことができるのです。

2-2.寝姿勢を安定させる

もう一つの役割が寝姿勢を安定させることです。

人間にとって、もっとも適切な寝姿勢は直立している時の姿勢だと言われています。

マットレスが柔らかすぎたり、硬すぎたりするとお尻が沈み過ぎたり、腰が浮いたりしてしまって適切な寝姿勢を維持することができません。

体圧分散性の高いマットレスでは、適度にお尻と肩甲骨が沈みつつ、しっかりと身体全体を支えることで理想的な寝姿勢を維持することができるのです。

3.体圧分散の図を信じてはいけない

ここまで体圧分散性がいかに重要であるかをご紹介してきました。

しかし、ここであえて言っておきたいのが「よくある体圧分散の図を信じてはいけない」ということです。

3-1.低反発マットレスの体圧分散は誇張表現

体圧分散の図というと、よくイメージされるのがテレビ通販などでよく見るトゥルースリーパーやテンピュールですよね。

一般的には体圧分散といえば低反発マットレスのイメージがありますが正直な話、あれは誇張表現と言えます。

低反発マットレスは少しずつお尻が沈む

低反発マットレスでよく使われる体圧分散の図は仰向けになって数分の状態を撮影したものです。

しかし、低反発マットレスの場合、そのまま1時間も経過すると身体の中で最も体重のかかるお尻部分がどんどん沈み込んでいくのです。

結果、朝目覚める頃にはお尻が沈み過ぎてくの字になってしまい、しっかりと体圧分散することができなくなってしまうのです。

3-2.表面が柔らかければ体圧は分散する

でも、体圧分散できてるから低反発マットレスってすごいんじゃないの?

と思うかもしれませんが、実はマットレスの表面が柔らかければ体圧は分散されます。

ようは体圧分散で重要なのは「身体を面で捉えることができるか」ということなのです。

低反発マットレスのように比較的柔らかく、身体にフィットするものだと身体全体がマットレスに接地するため、身体全体を面で捉えることができます。

つまり、表面が柔ければ反発力の高い高反発マットレスでも体圧分散は実現できるのです。

3-3.体圧分散が過ぎると蒸れやすい

これは低反発マットレスを中心とした柔らかめのマットレスに言えることですが、体圧分散が過ぎると蒸れやすくなります。

何度もお伝えしているように、体圧分散のポイントは身体の後ろ側とマットレスが完全に接地していることです。

しかし、低反発マットレスのように完全にフィットしてしまうと、通気性が悪くなり熱がこもって蒸れやすくなってしまうのです。

ただ、これは体圧分散性の高いマットレスというよりは低反発マットレスなどの柔らかめのマットレスに多い特徴といえるかもしれません。

3-4.低反発マットレスだと寝返りが打ちにくい

これも低反発マットレスに言えることですが、身体と完全にフィットする低反発マットレスは寝返りが打ちにくいです。

マットレス完全にフィットしてしまうため、身体がマットレスに「ハマった」状態になるので身動きがとりづらくなるのです。

低反発マットレスは身体全体が完全にマットレスとフィットするために体圧分散性も高いですが、あまりにもフィットし過ぎて微妙な弊害でてしまうのが注意点かもしれませんね。

4.表面の柔らかさと反発力が重要

体圧分散が重要だとお話しておきながら、低反発マットレスだとダメだとお伝えしました。

では、体圧分散性の良いマットレスを考えるうえで何が重要になるのでしょうか。

それが

  • 表面の適度な柔らかさ
  • 高い反発弾性(反発力)

です。

4-1.重要なのは反発弾性

先程お伝えしたように、体圧分散は表面が柔らかいマットレスであれば実現できます。

しかし、柔らかいマットレスや低反発マットレスだと時間がたつとお尻が沈んでしまうという欠点があります。

その点を踏まえて重要なのが高い反発弾性(反発力)です。

反発弾性が高ければ沈みすぎない

反発弾性というのは簡単に言えば、マットレスが持つ弾力性です。

例えば、弾力性の高いスポンジやウレタン素材であれば、指で押してもグッと押し返す力があります。

そして、この弾力性があれば表面が沈み過ぎずに身体を適切な姿勢のまま支えることができます。

硬いのではなく、反発弾性(反発力)が高いだけなので、重量のかかりやすいお尻や肩甲骨部分は適度に沈みます。

ところが、弾力性が高ければそれ以上沈むことなく、高い弾力性(反発力)によって適切な寝姿勢を維持することができるのです。

つまり、体圧分散性をマットレスに活かすうえでは柔らかいということ以上に反発弾性(反発力)が重要になってくるのです。

4-2.表面が柔らかい高反発マットレスがおすすめ

ここで体圧分散に優れてマットレスとしておすすめなのが、表面が柔らかく、反発力の高い高反発マットレスです。

高反発マットレスはその名の通り、反発力の高いマットレスです。

名前だけ見ると、硬そうな印象を受けますが必ずしも硬いわけではありません。

あくまで反発力が高いだけなので、触ってみると意外にも柔らかく感じられるのです。

私も現在高反発マットレスのモットンを使っているのですが、初めて使った時は「こんなに柔らかくて大丈夫なのか?」と不安になりました。

ところが、実際に寝てみると腰と肩甲骨部分は適度に沈みながら、そこから強い反発力で支えてくれるのです。

結果、1日たっても腰が沈み過ぎることなく、適切な寝姿勢のまま寝ることができたおかげで寝起きがこれまでにないくらいスッキリしていました。

5.まとめ

まとめると

  • 体圧分散は一部にかかる圧力を身体全体に分散すること
  • 体圧分散は身体を面で捉えることで実現する
  • 表面が軟かければ身体全体がマットレスに接地するので体圧分散になる
  • 低反発マットレスは時間が経つとお尻部分が沈み過ぎる
  • 体圧分散マットレスで重要なのは反発弾性(反発力)
  • 表面が柔らかく、反発力の高いマットレスがおすすめ

という感じですね。

今まで硬いベッドや薄い敷布団で寝ていた方が体圧分散性の高い高反発マットレスなどに寝ると、寝心地のあまりの違いに衝撃を受けます。

マットレスを選ぶうえでは非常に重要なことなので、ぜひこの記事を参考にあなたにとって最高のマットレスを選んでいただけると幸いです。

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