【プロが教える】マットレスの厚さの選び方完全ガイド
マットレスを選ぼうと思って調べてみると、いろんなマットレスがあって、しかも薄いものから厚いものまでたくさん・・。
マットレスといえば、それなりに分厚いもののイメージだけど薄いマットレスも売っていて結局どのくらいの厚さを選べばいいのかわからない・・とお悩みではないでしょうか。
確かに最近のマットレスは4cm程度のものから従来のような20cm程度の分厚いものまで様々です。しかし、実はマットレスの使用方法によって必要な厚さというのは違うのです。
この記事では自分にとって最適な厚さがわからないという方のために、用途別の最適なマットレスの厚さと厚さによるマットレスの違いについて詳しく解説していきます。
ぜひ、マットレス選びの参考にしてみてください。
Contents
1.マットレスの厚さは底付き感で選ぶ
まず、マットレスの厚さ選びをするうえで覚えておかなければいけないのが、マットレスの厚さは「底付き感で選ぶ」ということです。
薄いマットレス、厚いマットレスと様々ですがマットレスに寝た時に底付き感があるようでは、腰に負担を与えてしまったり質の良い睡眠からは遠ざかってしまいます。
用途によって、それぞれ適切な厚さはありますが、そのうえで「底付き感があるのか」という視点でマットレスの厚さを選ぶ必要があります。
2.ベッドフレームや床に直接敷く場合
ではまず、ベッドフレームや床に直接敷く場合の適切なマットレスの厚さについて解説していきます。
2-1.低反発マットレスなら12cm以上
もし、あなたが低反発マットレスに興味があり、ベッドフレームや床に直接敷くのを検討されているなら絶対に「12cm以上」の低反発マットレスを選ぶ必要があります。
その理由はこの厚さ以下だと、確実に「底付き感」を感じてしまうためです。
低反発マットレスは安いものだと6cm程度のものも売っていますが、はっきり言って6cm程度だと底付き感がひどすぎてマットレスの意味がなくなります。
低反発マットレスはその性質上、お尻が沈みやすくなっており6cm程度だと寝ている間どころか仰向けになって10分程度でお尻が沈んで底につく感覚があります。(詳しくは下記記事にて)
実際に私も過去に激安低反発マットレスを購入したことがあるのですが、少し奮発して8cmのものを購入したにも関わらず底付き感がひどかったです・・。あまりにもひどすぎたので、最終的には低反発マットレスの上に敷布団を2枚敷いて寝ていました・・。
2-2.高反発マットレスなら10cm以上
逆に高反発マットレスを床やベッドフレームに直接敷く場合には厚さ10cm以上17cm以下をおすすめしています。
10cm以上というのは様々なマットレスを利用したうえで、最低限底付き感なしに心地よく寝れるのが10cm以上ということです。
高反発マットレスは多少厚さが足りなくても、低反発マットレスと比べて反発力が高いおかげでお尻が沈まないように支えてくれるので底付き感がでにくいです。
とはいえ、体重が重い方や大柄な方だと10cm以下ではお尻が沈んだ分だけで底につく可能性があるので厚さは10cm以上がおすすめです。
2-3.床に直接敷く場合は17cm以下に抑える
ちなみに、床に直接敷いて敷布団のように活用する場合は、17cm以下に抑えるのがおすすめです。
その理由は重さです。
高反発マットレス、低反発マットレスのいずれの場合も床に敷きっぱなしにすると、床とマットレスの接地面に湿気が溜まってカビの原因となります。
そのため、朝起きたら床に立てかけるなどする必要があるのですが、マットレスが厚く大きいと立てかけるのが大変です。
以前、雲のやすらぎを床に敷いて使っていたのですが、雲のやすらぎ(厚さ17cm)でも結構大変だったのでそれ以上になるとちょっと厳しいでしょう。
なので、床に直接敷いて敷布団的な使い方をされる場合は10cm以上17cm以下のものがおすすめです。
私の弟が安物の高反発マットレスを半年間床に直接敷いて寝ていたところ、床が湿って接地面がカビだらけになったことがあるそうです・・。
3.マットレスの上に敷く場合
基本的にベッドフレームや床に直接敷く場合はそれなりにの厚さが必要です。
しかし、マットレスの上に敷く場合は別です。マットレスの上にマットレストッパーとして敷く場合は下にのマットレスのおかげで底付き感はほとんど感じられないので、それ以外の部分が重要になってきます。
3-1.低反発・高反発マットレスともに4cm以上10cm以下
マットレスの上に敷くマットレストッパーの場合、低反発マットレス、高反発マットレスのいずれでも4cm以上10cm以下がおすすめです。
まず、4cm以下だといくらトッパーとはいえ、薄すぎて低反発・高反発のいずれの高価も感じることができません。最低でも4cm以上の厚さは必要ですね。
こう書くと厚ければ厚いほどいいのでは?と感じるかもしれませんが、そうでもありません。
厚すぎるとベッドの高さがおかしくなる
トッパーの場合、マットレスの上に直接敷くことになるため、厚すぎるマットレスを使うとベッドとマットレスの高さがおかしくなってしまうのです。
例えば、現在のマットレスが30cmでベッドフレームと合わせると床から70cmだとしましょう。
そこに17cmの雲のやすらぎを敷くと、床からの高さが87cmと1m近い高さになります。
自分が寝る時、起き上がる時にベッドの高さが床から1mもあると確実に寝そべりづらくなります。
もちろん、人によって身長や脚の長さは違うので一概には言えませんが、厚ければいいということではなくトッパーも含めて適切な高さになるような厚さを選ぶ必要があるということです。
4.薄いマットレスと厚いマットレスの違い
では、ここから薄いマットレスと厚いマットレスの製品としての違いについて解説していきます。表を参考に見ていただけますと幸いです。
厚いマットレス | 薄いマットレス | |
---|---|---|
価格 | 少し高め |
安い場合が多い |
耐久性 | 厚い分耐久性高い |
薄い分耐久性低い |
通気性 | 厚さ関係ない |
厚さ関係ない |
起き上がりやすさ | 厚い分起き上がりやすい |
薄くて低いので起き上がりづらい |
底付き感 | 厚ければ感じない |
薄いお感じやすい |
お手入れ | 厚すぎると重いので大変 |
薄くて軽いと楽 |
体圧分散性 | 厚ければ体圧分散しやすい |
薄過ぎると分散しきれない
|
要約すると、薄いマットレスは安くて手入れがしやすいけど、底付き感があるし体圧分散も微妙なので寝心地が悪い可能性がある。逆に厚いマットレスは高いし手入れは重くて大変だけど、底付き感はないし体圧分散性が高いので寝心地が抜群、という感じですね。
4.まとめ
まとめると
- 直接敷く場合は厚さ10cm以上必要
- マットレスの上に敷くなら最低4cm以上10cm以下
- マットレスが薄ければ安いし軽いけど底付き感がある
- マットレスが厚いと高いし重いけど寝心地はいい
という感じですね。
実際にマットレスを床やベッドフレームに直接敷くと、薄いマットレスは100%底付き感があります。私は結局底付き感が嫌すぎてそのマットレスの上に敷布団を2枚敷いて寝ていました。
個人的にはマットレスは重くても高くても厚いモデルのほうが後悔がなくておすすめです。
ぜひ、参考にしてみください。
コメント
この記事へのコメントはありません。
コメントする