【実体験】低反発マットレスが腰痛を悪化させる3つの理由
トゥルースリーパーやテンピュールなどの低反発マットレスの紹介をテレビなどで見て、「本当に低反発マットレスって腰痛に効くのかな?」と気になってはいませんか?
テレビでは低反発マットレスは腰痛に良さそうなことを言っていますが、実は低反発マットレスは腰痛の人にとっては絶対に避けるべきマットレスです・・!
このページでは腰痛の人が低反発マットレスを選ぶべきでない3つの理由と、どんな人であれば低反発マットレスを利用できるのか、選ぶ時のポイントはなんなのかについて詳しく解説していきます。
このページを読んで頂ければ、ご自身にとって低反発マットレスは合うのどうかがハッキリとわかるようになります。
ぜひ、参考にしてみてください。
Contents
1.低反発マットレスで腰痛になるのは3つの理由がある
低反発マットレスで腰痛になるには、3つの理由があります。
それが
- 低反発マットレスは沈み過ぎる
- 低反発マットレスは寝返りの回数が減る
- 低反発マットレスは疲れる
ということです。
1-1.低反発マットレスは沈みすぎる
実は、低反発マットレスはその特性上、腰部分が沈み過ぎてしまうため、腰痛を悪化させる可能性があります。
しかし、テレビや広告で見る体圧分散の図では、腰が沈み過ぎているということもなく、身体全体に圧力が分散されていますよね。その理由は、低反発マットレスで寝た瞬間の体圧分散を図にしているためです。
低反発マットレスの寝始めは身体全体にフィットすることで高い体圧分散性があります。しかし、低反発マットレスは反発弾性が低いため、時間がたつごとに腰などの重い部分が沈んでいってしまうのです。
つまり、実際に低反発マットレスに寝てしまうと、10分後には腰が沈んできて寝姿勢がくの字になってしまいます。結果、腰に大きな負荷がかかるため、腰痛を悪化させてしまうのです。
テレビや広告では、寝た瞬間の体圧分散の図を紹介しているため、一見綺麗な体圧分散になります。しかし、実際に寝てみると腰が沈み過ぎて体圧分散がうまくいかなくなるというわけです。
これが、低反発マットレスを腰痛の方におすすめできない理由ですね。
1-2.低反発マットレスは寝返りの回数が減る
低反発マットレスで腰痛になってしまう理由の2つ目としてあるのが、低反発マットレスによって寝返りの回数が減ってしまうことです。
例えば、低反発マットレスに寝ると、その性質上、体が沈んでマットレスにぴったりとハマってしまいます。
これが包まれるような気持ちい寝心地の理由でもあるんですが、ぴったりとハマってしまっているために寝返りが打ちづらくなってしまうのです。
寝返りが体の負荷を分散している
寝返りというのは、寝ている間に体の特定の部位に負荷が集中しないように、負荷を分散する役割があります。
例えば、ずっと仰向けの同じ姿勢で寝ていると、一番体重のかかるお尻部分に負荷が集中します。寝返りを打つことで横向き寝になったり体勢を変えることで付加を分散することができますが、寝返りが打てないとずっと同じ体勢です。
すると、お尻部分に負荷が集中することになるので周辺の筋肉が疲労して凝り固まってしまい、結果的に腰痛につながってしまうのです。
年をとると寝返りが打ちづらくなる
実は、これが若い時ならそれほど問題はありません。
若い時は筋肉も柔軟性があるため、低反発マットレスによって多少寝返りが打ちづらくても普通に寝返りが打てるのです。
しかし、年をとるにつれて筋肉の柔軟性は失われていき、筋肉が凝り固まっていきます。すると若い時は多少寝返りが打ちづらくても問題なかったのに、年をとると多少寝返りが打ちづらいだけで筋肉に大きな負荷をかけてしまうのです。
特に筋肉の柔軟性が失われはじめる30代半ば以降の方は少しでも寝返りが打ちやすいマットレスにしないと、腰への負担が大きくなってしまうというわけです。
1-3.低反発マットレスは疲れる
意外と知られていないことですが、実は低反発マットレスは寝ると結構疲れます。
その理由が、沈み込みが強すぎて寝返りが打ちづらくなってしまうからです。
先程ご紹介したように、体は寝ている間の負荷を分散するために寝返りを打とうとするのですが、低反発マットレスによって沈み込み過ぎていると寝返りを打つのに強い力がいります。
反発力の高いマットレスであれば、ほとんど体の力もいらずに寝返りを打つことができるのですが、沈み込んで反発力の低いマットレスだと勢いが必要なので強い力が必要になってしまうのです。
結果的に寝ている間に無駄な労力を使ってしまうために体に疲労が溜まってしまい、腰に対しても悪影響を及ぼしてしまうというわけです。
2.低反発マットレスのメリット・デメリット
ここまで低反発マットレスが腰痛に良くない理由について説明してきましたが、なんだか低反発マットレスダメじゃん・・みたいな気持ちになりますよね。
でも、低反発マットレスだからこそ感じられる良いポイントもあるのです。
ここでは、そんな低反発マットレスのメリット・デメリットについてご紹介していきます。
2-1.寝心地が良い
やはり最大のポイントは寝心地が良いということですね。
私自身も一時期低反発マットレスを利用していたのですが、マットレスに横たわって眠りにつくまでの間は本当に気持ちがいいです。
マットレスに寝るとそのまま「ググッ」と体の形に沈みこんで体をしっかりと包み込んでくれます。
低反発マットレスの柔らかいような硬いような不思議な感覚の中、とても気持ちよく眠りにつくことができます。
高反発マットレスももちろん気持ちいのですが、包み込まれるような独特な寝心地は低反発マットレスの大きなメリットですね。
2-2.冬はめちゃくちゃ温かい
これも地味に嬉しいことなのですが、低反発マットレスは冬は本当に快適です。
低反発マットレスは、その性質上保温性がすごく高くできています。
体にぴったりとハマるので体の熱をしっかりと逃さないようにしてくれるのです。
私は乾燥が嫌いで冬でもできるだけ暖房をつけないようにしてるのですが、低反発マットレスで寝ていた時は本当に温かさに感動してましたね。
2-3.寝起きに疲れが残る
低反発マットレスは寝心地もいいし、冬も温かいのですが、大きなデメリットがあります。
それが、寝起きに疲れが残ってしまうということですね・・。
私は1年半低反発マットレス使っていたのですが、ここに関しては使用初日から明らかに感じてました。
寝付きは先程お伝えしたようにすごく良いんですが、寝起きがびっくりするほど体が重いんですよね・・。
最初は慣れかなと思ったのですが、低反発マットレスは寝返りが打ちづらいという性質上、疲れが溜まりやすいので特に改善されることはありませんでした・・。
寝付きは最高に良いのに、寝起きが辛いのでバランスのとり方が難しすぎましたね・・。個人的には寝起きが重要なので、1年半で低反発マットレスはリストラされることになりました!
2-4.夏はめちゃくちゃ熱い
先程、冬は最高に温かくて気持ちがいいとお伝えしましたが、その逆で夏は地獄のように熱いです・・!
冬の話と逆ですが、低反発マットレスはものすごく保温性が高く、通気性が低いです。
そのため、夏は熱がこもり過ぎて地獄のように熱いです。
私は乾燥が嫌いなので、冬はできるだけ扇風機で過ごすようにしているのですが、低反発マットレスで寝ていた時はどう頑張っても扇風機だけでは寝れないくらい寝苦しかったです・・。
誇張なしに夏は本当に暑いので夏は冷房を強くするなどしないと寝るのは厳しいと思います。
3.低反発マットレスで腰痛になるかは人による
低反発マットレスはハッキリ言えば腰痛にはあまり良くないマットレスといえます。
しかし、本当にそれで腰痛になるかは最終的には個人差があるのです。
ここでは、低反発マットレスでも腰痛にならない人についてご紹介していきます。
3-1.体重が50kg以下の方
低反発マットレスの問題点は反発力が低いためにお尻が沈みこみ過ぎてしまうことです。
しかし、体重が軽ければマットレスの沈み込みを抑えることも可能です。
例えば、体重が50kg以下の方であれば低反発マットレスで寝ても必要以上にマットレスが沈み込まずに腰への負担を軽減することができるのです。
これが50kg以上の方だと、低反発マットレスでは支えきれずにお尻部分が沈みこみ過ぎて腰に大きな負担をかけてしまうために腰痛が悪化してしまうというわけです。
ただ、50kg以下というのはなかなか難しいと思うので基本的には腰にはあまり良くないマットレスということにはなります。
3-2.10代から20代前半までの方
体重が50kg以上だったとしても、10代や20代前半くらいであれば大丈夫です。
低反発マットレスの問題はマットレスに沈み込み過ぎてしまうために、寝返りが打ちづらくなり寝返りの回数が減ってしまうことです。
しかし、これは筋肉に柔軟性が失われているからなので、10代や20代前半などの筋肉に柔軟性がある若い人であれば、問題なく寝返りを打つことができます。
ただ、既に腰に違和感がある場合は避けたほうがいいです。私も学生時代に低反発マットレスを購入したのですが、腰の状態はあまり良くならなかったので・・。
3-3.マットレスの厚さに気をつけること
また、もし低反発マットレスを購入するのであれば注意しなければいけないのが、マットレスの厚さです。
低反発マットレスは何度もお伝えている通り、お尻部分がどんどん沈み込んでいきます。
この時、薄い低反発マットレスだと沈み込むだけでなく、お尻部分が底についてしまうのです。
実際、私が購入した低反発マットレスはちょっとケチってしまい12cmのものがあったにも関わらず8cmのものを購入してしまいました・・。
結果、買ってから数日は大丈夫だったのですが、2週間もすると朝目が覚めるとお尻部分が底についているのです・・!
結局、それからは低反発マットレスに布団を2枚敷いて寝るという結果になってしまいました・・。
4.まとめ
まとめると
- 低反発マットレスは腰痛によくない
- 低反発マットレスは寝付きはいいが、寝起きが最悪
- 低反発マットレスがおすすめなのは体重50kg以下の人
- 筋肉の柔軟な若い人であれば低反発マットレスでもいいかもしれない
私も最初は低反発マットレスの寝心地に感動したのですが、本当に数日だけでしたね・・。当時はあまり知識がなく、「低反発マットレスで腰痛がよくならないんじゃどうすればいいの・・。」と暗い気持ちになっていましたね・・(苦笑
それからいろいろ調べて今では高反発マットレスを使っていますが、腰の調子も最高で、本当に高反発マットレスを購入してよかったと思っています!笑
このサイトでは実際に私が試して実践した様々なマットレスについて紹介しているのでぜひマットレス選びの参考にしてみてください!
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